たまにお昼休みに外に出て小さな本屋にいくことがある。外に出るのはデスクワークばかりなので体を動かし気分転換する。これからの時期、夏へ向けてクーラーが入り体が冷えてしまう。外へ出ると暑いけど体が冷えているのがわかる。
本屋では新書のコーナーで立ち読みをする。最近では不動産投資の新書を少しだけ立ち読み。金融緩和、低金利によりサラリーマンの不動産投資が増えた。豊かに見えて裏では不動産投資による失敗で巨額のローンを抱え困っている人がたくさんいるらしい。不動産投資をなぜやるのか、それは将来の不安のため。不安を煽り不動産投資をすすめて契約する。読みながら頭の中でぐるぐると思う。
- 不安は死ぬまで消えない。
- 人を観察できるのは一面だ。
不安というのは、突き詰めれば死ぬことへの不安だ。不安というのはなくならないものなのだ。だから不安を解決するための安易な話はない。人は表面上は豊かに暮らしているように見えて、裏ではさまざまな問題を抱えている。一面から見ただけで人を判断してはならないのだ。
仕事にしろお金の話にしろ物の見方だけで解決するようなことも多い気がするなと思いながら面倒な仕事に散歩しながら歩いて戻るのだった。